【薬事日報(YAKUNET)】
米国国立衛生研究所のリサーチツール群をWEB・DB化
ファイザーと米国国立衛生研究所(NIH)は5日、NIHが保有するトランスジェニック動物や細胞株といった約1400ものリサーチツールのデータベース(DB)を共同で開設(www.research-tool.info)し、NIHに申し込めば誰もがツールを利用できるようになった。
リサーチツールは研究上の重要性が高いにもかかわらず、その利用は提供側と利用側の個人的関係に依拠することが多く、権利関係や利用料金などが不案内で、利用に時間がかかったり、躊躇するケースがあった。リサーチツールのDB化は日本初の試みだ。
DBでは、検索によりツールの内容やNIHが過去に提供した際の価格などが明示することで、提供、利用の透明化を図った。ここでのリサーチツールの提供は非独占の形で行われ、企業の場合は有料で、企業以外の大学や研究機関などは無料だという。
また、このDBは、どのようなものがリサーチツールになり得るのか、大学などの研究機関が独自で企業にリサーチツールを提供契約する際の価格の参考にすることもできる。
5日、都内でファイザーとNIHは記者会見をし、ファイザー中央研究所の長久厚所長は、「ここを通じ、産学連携の実践例を知り、産学連携の起爆剤になればと期待している」と話した。
NIHのテクノロジー・トランスファー部のスティーブン・ファーガソン部長は「リサーチツールの所在を明らかにすることで、日本の研究開発を促進することができると思う」と、有用性を訴えた。
掲載日:2005年10月6日
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